趣味、読書。
俺は焼き鳥屋をやりたいが、はっきり言って焼き鳥に関して無知だ。
こういう時は、本を読むにかぎる。
それ、ど、ドーン。
1年半くらい前、俺は本を読み始めた。
それまで、読んでこなかった。
その時から、何冊も読んだ。
そして、読書にはまった。今なら言える、趣味は読書だ。
多くの人が「よく本を読め」と言う。
なぜ?
俺なりに考えた。
本を書く人は他人に伝えたいのだ。
「自分の考え」、「自分の体験」、「自分の研究」・・・・・など。
わざわざ本まで書くのだから、相当に伝えたい。知ってほしい。
この人たちの情熱。
読者は、少し想像できる。少し考える。
もしも、俺が本を読んでなかったとしたら。
俺は何も考えつかなかった。「今の職場で定年まで働く」以外思いつかない。
だが、今は違う。本を何冊も読んだ。
世間を見る目が広がった気がする。
ジャングルで生きる草食動物のように周囲を180度見渡せる。
挑戦する勇気もできた。
読書、俺に大きな影響を与えた。
いざ、卸業者へ
今日は久しぶりの平日の休みだった。
昨日の出来事で、卸し業者の大切さを実感したので、焼き鳥店に肉を卸している業者をネットで調べた。
良さそうな業者がないか見ていたが、ネットだけでは判らない。
よし、実際に行こう。
数件あったが今日は、日暮里駅の近くの1件、茅場町駅の近くの1件に行くことにした。
行く前にふと思った。
「いずれ、どこかの焼き鳥店で修行をしなければいけない。その時に、どこの卸し業者が良いのか聞けばよくない?わざわざ行く必要ある?」と。
まあ、いい。行動あるのみだ。実際に行ってみてわかることもある。
というわけで、いざ日暮里駅へ。
日暮里は繊維の街らしく、布を売っている店がたくさんあった。
そして、歩くこと約10分、「株式会社とりすえ」さんに到着。
マンションの1階で鳥を捌いていて、食肉を扱っているため、衛生上、入るのをためらう造りだった。
俺は外から「焼き鳥屋をやりたいんです、教えて下さい」と建物の外から中の人に声をかけた。
俺は尋ねたものの、何を聞くのか全く整理してなかったので、口ごもってしまった。
会話の内容をまとめると、「焼き鳥店の経験がなかったら、どこかに修行をしに行ったほうがいい」とのこと。
うん、そうだな。というわけで、今日はこれで帰ってきた。